手足のしびれ・冷え
自律神経失調症やうつの症状で、手足のしびれというものがあります。
これは、血液の流れが滞ることで、神経に酸素が欠乏してしびれたり、低血糖になって起こるのです。
椎間板ヘルニアなどの筋骨格系のしびれは体の片側だけに出やすく、しびれ方は肘の内側を何かでぶつけた時、指先まで「ビィ~ン」としびれた経験は皆さんあるかと思いますが、まさに神経に障る感じに近いのです。
そして、自律神経に関係したしびれは、両手や両足または両手両足全部、顔全体、背中といったあらゆるところがランダムにしびれます。
これは自律神経が全身に関連しているためです。
つまり、この場合血管のことを指しています。
体のどこを切っても血の出ないところはありません。
人間のすべての血管、毛細血管も含めてつなぎ合わせると、なんと10万キロ(ほぼ地球2週分)になるのです。
血管は、自律神経がいろいろな状況に合わせて太くさせたり細くさせたりしています。
自律神経のバランスを崩している方は、多方細くなっているのです。
実は、血液は酸素や栄養素だけでなく「温度」も運んでいます。
その為温度が低い「冷えた」場所は、血液が流れてきていないと言えるのです。
低血糖も血流も1ヶ所だけで起こるわけではなく、全身で起こりますので複数箇所でしびれたりする事は当然あるのです。
しびれだけでなく冷たいような感覚、けいれんや力が入らないといった症状も出る場合があります。
そんな時は、手段を選ばず使えるものは全て使って、体を温めましょう!
単純ですがそれが一番です。特に手足が温まると、血管を広げるための副交感神経は強烈に働くのです。
一、シャワーでなく熱すぎないお湯に浸かりましょう。
一、寒い場所にいないようにする。
一、冷たいものに触らない
一、冷たいものを飲まない・食べない。
一、湯たんぽの活用
一、ホカロンを使うときは、髪の生え際の真下、お尻の割れ目から真上、おへその下のところに貼るとと
ても効果的です。