副腎と低血糖症

低血糖症における極度のだるさや疲労感はなぜおこるのか?

食品への強い欲求と、中毒性のある衝動的な行動

自律神経失調症やうつの方の多くは、低血糖症になっている可能性があります。

むしろ低血糖症が続くことにより、さらに身体を崩されていることのほうが多いかもしれません。

低血糖症は甘いものを食べることが原因です。

特に空腹時に砂糖などの入った甘いものを頻繁に食べていると、低血糖症を起こしやすくします。

すでに症状のある方は、元気が欲しくて血糖値を素早く上げてくれる「精製された小麦粉や砂糖」を使った食品を無性に食べたくなる事が多いのです。

通常の食事の場合は、徐々に血糖値が上がるので、血糖値を下げるためのインシュリンというホルモンは適量に分泌されます。

しかし、空腹時に甘いものを食べると急激に血糖値が上がり、インシュリンが通常よりたくさん分泌されてしまいます。

すると、たくさん出すぎたインシュリンが必要以上に血糖値を下げてしまうのです。

低血糖症とは、血糖が低くなるだけでなく、高くなったり低くなったりする状態も含まれます。

血糖値の乱高下を起こすだけでも、自律神経を含めた体内の環境が急激に変化するので、強い疲労感や極度のだるさをおこすのです。

さらに症状として、めまいやふらつき・頭痛・目のかすみ・やたらと眩しい・手足の震え・極度の眠気と不眠・集中できない・心臓がドキドキする・不安を感じる・イライラするなど、自律神経失調症やうつと診断されることも多いです。

糖質の種類と心と体の反応

糖質類分子の数栄養素食品
単糖類1個グルコース・フルクトースブドウ糖サプリ
2糖類2個砂糖・麦芽糖・乳糖サトウキビなど
オリゴ糖3~6個フラクトオリゴ糖玉ねぎ・ごぼう
多糖類数万個でんぷん・セルロースなど米・小麦・じゃがいもなど

糖類には4種類があり、低血糖症には分子の数がとても重要になります。

摂取された糖質は、消化器系を通り消化吸収をする中で、分子は徐々に分解されていきます。

ですから、多糖類の場合は分解されるまでに時間がかかるため血糖値はゆっくり上がります。

しかし、単糖類は分解する必要がないので、摂取直後の舌や胃から吸収してしまいます。

そのため血糖値は急激に上がり始めるのです。

次に血糖値を急激に下げるために、すい臓から大量のインシュリンを分泌しなければならなくなります。

体は、「血糖が高い=元気」の状態を認識しています。

必要以上に血糖値が下がりすぎると症状が出るため、再度糖類への欲求が強まり悪循環に陥るのです。

このような状態が続くと、すい臓は疲弊しインシュリンの分泌を正常に調節できなくなってしまいます。

分泌量が多くなったり少なくなったりすることで、血糖値もそれに合わせて高くなったり低くなったりするため、糖尿病と診断される時もあるのです。

副腎は血糖値をコントロールするところでもあります。

低血糖状態になると、今度は血糖を上げようとアドレナリンが分泌されます。

そのため症状のある方は、ホルモンの作用で心と体は緊張しやすくなります。

また精神的にもイライラすることが多くなるのです。

アドレナリンは強烈な交感神経支配の神経であるため、不安・怖れ・怒りといった感情や、動悸・心悸亢進・息切れ・高血圧などの自律神経症状が出やすくなります。