うつの原因はセロトニン不足

病気のほとんどはストレスが原因とされていますが、このストレスの解消に有効なのが、セロトニンという神経伝達物質です。

セロトニンは、心のバランスやストレス解消に大きく関係しており、セロトニンが活性化すると睡眠や朝の目覚めが良くなり、心と体の健康状態も良くなります。

逆に欠乏すると、不安感が増し思考がネガティブになることで、うつ・自閉症その他多くの病を引き起こしてしまいます。

セロトニンは不安やストレスを解消し、心のトラブルを解決する現代の救世主ともいえるホルモンなのです。

一般的なうつの投薬治療には、脳内のセロトニンを増加させる薬が使われますが、この治療により改善や完治した例はあまり聞いたことがありません。

うつが改善されないのは脳ばかりを治療していたからではないでしょうか?

実は、セロトニンの95%は腸のぜん動運動と共に作られ、分泌されており、脳内で分泌されるのは、わずか3%のみという事実をご存知でしたでしょうか?

驚きとともに少しショックですね。

腸がしっかりとぜん動運動している状態というのは、消化・吸収・排泄がスムーズで、セロトニン前駆体もしっかりと作られ分泌されていることを指します。

すなわち、腸の働きが極めて安定していることを意味するのです。

うつをはじめとする、ストレスによる病を患う方たちの腸内環境は悪く、善玉菌などの腸内細菌が少ないという事実もあるのです。

セロトニンの活性は、腸の大きな役目の一つです。