読書療法

私は、当サイトを読書療法という観点から作っています。
読書療法とは、情報を伝える認識療法でもあるため、本を読むことは有効な治療手段のひとつになりますし、まさに「読む薬」として作用するものと考えています。
治療に情報は不可欠です。しかし情報は、行動に結びつかないと知っているだけで終わってしまいますから、知識を活かすためにも繰り返し読んでいただきたいと思っています。

最近、自律神経失調症・うつなどを患う方が多くなってきました。
それらの方達は、自律神経のしくみを理解していないため、知らず知らずに病になるような生活や生き方をしてしまっています。
不眠症・めまい・動悸といった症状から、うつ・ストレス障害・適応障害といったものまで自律神経失調症に含めています。なぜなら、これらの全ては自律神経が乱れているために起こっているからです。
そして、病院で検査をしても特に異常なし。はっきりした原因や対策も教えてもらえず、何か特別な治療をしてくれるわけでもありません。薬だけもらって帰るようなこともあるかと思います。

そんな時、不安だけが残りますね。
その「不安」が、乱れた自律神経をさらに乱し、症状を悪化させている事を理解してください。
人間は、理解できないものには不安を感じるようになっています。ですから、自律神経の働きや仕組み・対策を知ることで、恐怖感・不安感・絶望感を取り除いていただきたいと思います。

あなたの不安は知ることにより解消されるのです。

これらの症状は、ゆっくりと回復していくもので、必ず良くなるものです。
人は不思議なもので、原因不明だと不安を感じ、病名をつけられると安心するフシがあると思いませんか?「自分は○○という病気だ」と自分にレッテルを貼り、自己暗示してしまうことは良くありません。これだと後にも先にも進まなくなってしまいます。

これらの方は、病名を知るよりも、自律神経を含めた症状の根本的な対策を知ることのほうがとても大事だと思います。そうすれば、あなたの症状は今よりも大きく改善していくはずです。