お釈迦様腹式呼吸で自律神経をコントロール!

世の中には、色々なやり方の呼吸法があります。

人間がしっかり考え込んで考案したものですから、どれも効果はあります。

しかし、同じことを続けていると、飽きてしまうという部分もあります。

気持ちの清らかさも求められる方は、お試し下さい。

仏教の教えをうちたてたお釈迦様は、「三呼一吸」という呼吸法を説いています。

これは字のごとく”ハッハッハ~~~”と三回で息を吐ききったら一回吸う。

吐く息は出来るだけ長く、吸う息は自然にもしくは短く、という呼吸です。

ポイントは、三回目の”ハ~~~”で全てを吐き切ります。

そして、そのまま軽く息を止めるのです。

「少し苦しい」「息を吸いたい!」と感じたところで息を吸うと、とても効果的です。

これは、血液中の二酸化炭素を増やすことが目的です。

すると脳内のセロトニンが、ぐんと増えることがわかっています。

現在、うつの薬はこのセロトニンを増やす作用のあるものが主流です。

つまり、この呼吸法を実践すると、うつの薬を飲むことと同じ効果があり且つ気持ちも高まるというわけです。

お釈迦様は自らの体験を通して、どこまで気づいていたのでしょうか??

さらに効果を高めたい方は、みずおちのあたりを屈曲させてやや前傾姿勢で行うと良いでしょう。

腹式呼吸で横隔膜をフルに使い、腹腔の内圧を高めることによって、みずおちの真後ろにある腹腔神経叢が刺激されます。

それは、すべての内臓機能の活性化=自律神経の調整につながるのです。

正座もしくは椅子に掛け、心を落ち着けて座り、暇を見つけては行うよう心掛けてみてください。