読書療法

 

うつ・自律神経失調症の早期改善の根本

心と体はひとつ(心身一如)です。繋がっており、連携し影響しあっています。

体が不調で機嫌がいい人はいません。

心はどこにあるかというと「脳」にあります。「心=脳」、心臓の辺りかと思いますが、よくよく考えるとわかりますね。

体とは筋肉・血管・神経・内臓などを指します。

人間が存在する為の中枢は「脳」になりますから、このことからも心と体はひとつと言えます。

体へのストレスとは、過激な運動・姿勢不良・高塩分・暴飲暴食・酒たばこ・添加物・放射線などの大気汚染などなど。

心へのストレスとは、極度な喜怒哀楽等のそれぞれの感情です。

ところが心のストレスは気持ち(脳みそ)で感じておしまいではないのです。

心配は胃へ、心配が深く悩めば膵臓へ、イライラ怒りは肝臓へ、恐れは腎臓・副腎へ、悲しみは肺へ、喜び過ぎは心臓へとそれぞれの感情は内臓に行きつくのです。

これには、東洋医学的に感情と内臓の関係というものがあります。

西洋医学的にも関係性があります。

筋肉と内臓との関係。

胃の機能が低下すると力こぶを作る上腕二頭筋が低下します。

腿の筋肉である大腿四頭筋が筋力低下すると小腸が低下します。

膵臓の機能が低下すると広背筋が低下するのです。全ての、筋肉と内臓は繋がっています。

乗り越えられない心と体のストレスは、直接的にも間接的にも、心と体を歪めます・低下させます。

歪みというものが一旦始まると、戻そうとするエネルギーが働いたり、これ以上歪まないように「緊張」して止めようとします。

これは自律神経の交感神経(緊張・頑張るモード)を使っています。

副交感神経はリラックス・心と体の修復モードです。

1日24時間ですから、数字上の自律神経バランスは交感神経12h、副交感神経12hが良好・健康ということになります。

現代社会は体より心のストレス過多です。

皆さん、体へのストレスの知識もあり対策もまあまあ実施していますからね。

そのストレスの多さですが。少なく単発であれば、副交感神経が働き回復することで何事もなかったように戻っていきます。これが正に「健康」です。

しかし、連続して多くのストレスが降りかかると、副交感神経の出る幕を奪われ戻る機会を失うのです。これが正に「体力減少」に繋がります。

以上の考えから治療する場所が見えてきます。

東洋医学アプローチで、内臓調整(経絡調整も含む)と頸椎の上に乗る頭蓋治療(骨・膜・脳)を行います。

西洋医学的アプローチでは頸椎の1・2番の状態をよくすることを行います。

ここでは頸椎1・2番の説明のみ行います。

おじいちゃんおばあちゃんの横から見る姿勢を想像してください。
膝裏伸びずに曲がっています
腰はヒップアップの逆で落ちています
背中は胸が張れずに丸まっています
首は顎が引けずに前に突き出しています
これはストレスによる歪みの「ひとくくりでの完成形」です。

我々も歯止めをかけなければ「徐々」にこうなっていきます。

ヒトの体は連動してますので一つの個所が崩れ始めるとどんどん他に波及していきます。

人生人それぞれなので、どの箇所がスタートになるかもそれぞれです。

どこかの個所だけ最高に文句なしというのは絶対ありません。

心(脳)と体をつなぐ橋渡しをする中継箇所が頸椎1・2番です。

なのでその場所は、良いことも悪いことも全てが集まり発信するところなのです。

その場所の状態が良ければ、それ以下の体全体のコンディションは良好です。その逆もしかり。

その場所以下の所で慢性的に悪いところがあると、仮に状態が良かったとしても足を引っ張られるように崩れていきます。

結果の出てしまった症状の直接の部位に対症療法的なことを行うより根本原因を追求する理由となります。

肩こりの患者さんがきました。

症状のある患者さんを検査すると頸椎1・2番の状態はやはり良くないので施術をします。
すると術後はさらに胸が張れるようになります。ということは、更に顎は引きやすくなるし・腰はヒップアップ・膝裏も伸びやすくなるという事です。
よって他の症状も出ずらくなるし、おじいちゃんおばあちゃんの完成形にもなりずらくなるのです。