病気は血液が治しています
自律神経が支配している血管の収縮・弛緩は、病を抱えたお体に大きな影響を及ぼします。
糖尿病には、「壊疽(えそ)」という組織が死んで腐ってしまう合併症が見られますが、この合併症も血行不良が原因です。
壊疽の始まりは、高い血糖が血管の内皮細胞を傷つけた小さな傷です。
通常なら回復するはずが、場合により足の切断というような事態に至ってしまうのは、末梢血管の血流低下が大きく関わっているのです。
そして、糖尿病治療では食事のコントロールはみなさんご承知の通り、必要不可欠ですね。
しかし、食事を改善しても交感神経(緊張モード)が過剰に優位な人は、治療が順調にいきません。
なぜなら、血流が悪いために、糖尿病と関わりあるすい臓や腎臓などの機能が改善されないからです。
質の良い血液が充分に供給されていれば、細胞は自らの力で健康を保つことができます。まさに人の体に備わった「自然治癒力」なのです。
まず血流を良くするために、副交感神経(リラックスモード)を優位にしましょう!
そして臓器が持てる力を発揮できる状態にしてあげるのです。でなければ、せっかくの投薬も食事療法も効果は半減してしまうということです。
その臓器が悪くなった本当の原因を改善させるのです。
どんな病気であっても、自律神経のバランスが崩れ、血流が悪くなっている状態では、いくらガンなどを含めた投薬治療・手術をしても病状は良くなりません。
つまり自律神経のバランスさえ整えていれば、健康な人は免疫が高まるのでより健康に、病の方は自然治癒力が高まるので、同じことをしていても早く回復に到達できるのです。