ニキビ・おでき・口内炎・黄色い鼻水やたん

このような症状が頻繁に出る方は、自律神経のバランスが悪く、「免疫力」や「抵抗力」も弱くなっていることを知りましょう。

私たちの体には、「免疫」と呼ばれる防御システムが備わっていて、細菌やウイルス・人間の体にないタンパク質・がん細胞などの攻撃から身を守っています。

「白血球」は、この免疫システムの中で中心的な役割を果たす血液細胞です。

白血球の約95%は「顆粒球」と「リンパ球」という細胞で占められています。

顆粒球の働きは、真菌や細菌等サイズの大きな異物を処理し、リンパ球はウイルス等小さな異物やがん細胞を攻撃する働きがあります。

そして、最近の研究から「免疫」=「白血球」は、自律神経の支配下にあることが明らかになったのです。

“免疫力が高い”というのは、「顆粒球」と「リンパ球」のバランスが保たれていることを指し、自律神経のバランスが良好であることを言うのです。

体に異変が生じるのは自律神経が乱れて、これに連動して白血球のバランスにも乱れが生じた時です。

ほとんどの病はストレスによって、交感神経緊張→顆粒球の増加→リンパ球の減少、というパターンになります。

リンパ球が減るということは、風邪をひきやすくなったり、がん細胞への攻撃を弱くしたりします。

通常顆粒球は役目を果たすと、組織の粘膜にたどり着いて、活性酸素を放出しながら死んでいきます。

しかし、増えすぎた顆粒球は、同時に活性酸素も過剰になる事で無毒化できなくなり、体中で組織破壊が起こるようになります。

それは、活性酸素が強力な酸化力を持ち、正常な細胞を攻撃してしまうからなのです。

結果として、ニキビ・おでき・目やになどの、活性酸素の死骸が膿として出やすくなり口内炎や胃潰瘍といった症状も出てきます。

なんてことないような症状で見過ごされがちですが、しっかりとした自律神経からのサインです。

早めの対策をお願いします!