食物・飲み物で気をつけることは?

 

そこで水分の取り方ですが、細胞にナトリウムがないと水分をしっかり取り込むことはできません。ナトリウムの摂取がなく液体だけを取り続けると、血液のナトリウム量がさらに薄まるので体調は悪化します。

先に説明したように、清涼飲料水やスポーツドリンクはお勧めできません。私の提案としては、体が欲するサインに耳を傾けてみませんか?ということになります。

先に塩気を意識した味の濃い食事をするのです。体はあとから喉が渇くようになっていますので、サインが出たあと水をいただく事が良いかと思います。

水、単独の場合はコップ一杯の水に、塩を小さじ1/4程度入れたものを飲みます。

個人差もあり様子を見ながらということになりますが、確実に体調は良くなってきます。

ナトリウム=塩そのものと考えず、塩を使った漬物や梅干しもあります。オススメは海藻です。

ナトリウムが豊富で、良質な植物性たんぱく・ミネラルが含まれ、調理に勝手が良いことが挙げられます。塩は食卓用の塩だけでなく、ミネラルを含む自然の海塩・岩塩も有効です。

カリウムのことも考えてあげると、さらに良くなります!

副腎機能低下症や低血糖症のある方は、果物や果汁に対し少し気をつけてあげたい食品となります。

確かにビタミン・ミネラルの重要な供給源ですが、大量のカリウムと果糖を含むためとてもバランスを崩しやすいのです。

とくに注意なのが、ストレスホルモン濃度が低い午前中の摂取は気をつけたいところです。さらに、体との相性があまりよくない食品を挙げると、バナナ・オレンジ・グレープフルーツあたりでしょうか。これも個人差はありますので、摂取後の状態を注意深く観察してみてください。