脳のストレスをこんなことでも解消できます!

口の中、脳が収まっている所は空間です。

そして体の中は、基本的に外界とは遮断されているので、圧力によって体が破裂しないよう調整されています。

口の中は口腔内圧、頭の中は脳圧といいます。腹圧という言葉は聞いたことがあるかもしれません。

その口腔内圧と脳圧は等しく保たれているので、どちらかが下がると片方も下がり、上がれば上がるのです。

脳圧が上がった状態とは、両手のひらを頭の上に乗せて、包み込むように強く押さえつけているイメージです。

口腔内圧が上がった実際とは、ものを食べていて口の内壁を頻繁に噛むような時は、その可能性が高いです。

人がものを食べる際、食べ物を細かくし唾液とかき混ぜるには「舌」や「頬の筋肉」などが、複雑な動きに対応して柔軟に動く必要があります。

うまく機能するためには、口から喉にかけての筋肉と神経が、一瞬のうちにすべて連携して反応しなければなりません。

そして、これらをスムーズに行うためには、咽頭部の「筒」が捻れたり硬直したりせずに、しなやかに動かなくてはいけません。

それには、周辺の咀嚼筋や「舌」が常にほぐれていて滑らかに良く動く状態に保っておくことが必要不可欠になります。

口の周辺は、筋肉が複雑に入り組んでいる上、それぞれが多彩な動きをするため、ねじれや過緊張などのトラブルが大変起こりやすい場所なのです。

舌と並んで、口腔のねじれを引き起こす原因は「頬の筋肉」です。

頬筋は口の中を袋状にぐるりと覆っているために、三次元的にねじれを起こし下あごの位置をずらしてしまいます。

体全体のどこかで歪みが起きると、その通り道に「あご」が存在するため、「あご」がズレると全身に及ぶことになるのです。当然、脳の圧にも大きく影響します。

やることはいたって簡単。

日常生活で、口のねじれを取るポイントは、舌と頬の運動で口腔内の筋肉のねじれや過緊張を直接取るのです。

まずは頬から。片方ずつ交互に頬を膨らまします。口の中が辛いくらい目一杯膨らまします。そしたら、膨らましている口の中の空間を、頬から気持ち喉の奥の方を広げる感じが効果的です。

少し疲れるくらいやりましょう。私は、腹式呼吸と合わせて片側10秒くらい、1~2セットを行っています。

次は舌。頬の筋肉を内側からほぐす方法です。舌を頬と歯茎の間に押し込み、外側にしっかり押し付けながら舌をぐるぐると左右に回していきましょう。

これも、疲れるくらいまたは口の中が唾液で潤うくらい行うことを勧めます。頑張って行うと、舌の根元の両側や頭と首の境目が疲れてきます。

普段から、気がついたらいつでもやっていただきたいものです。

すると、常に口の中の安定が図られるので頭もスッキリです!実は口腔内の悪い状態が脳のストレスの直接の原因だったりすることもあるのです。